香里園随筆

写真・乗りもの・お酒・その他などで気になることを書いていきます

大学学部を留年しました。

こんばんは。

早速ですが、本日成績が返却されまして、大学学部に五年間在籍することが確定しました。
軽くその辺に関して総括を行いつつ、思ったところをまとめていきたいと思います。

経緯

私の通っている田舎の私立大学工科では、3回生終了時に96単位を揃えないと「研究室に配属されない=卒業研究を履修できない」という仕組みがあります。
(地方がら関東の大学にありがちな「n年生進学時にこれとあれ、それの授業の単位を揃えないと進級出来ない」というシステムではありません。あくまで卒業が延期になるだけです)
2回生あたりから単位取得がそこそこ怪しくなってきていた私はこの基準スレスレのところにおり、3回生前期でもなんとか飛び越えられるようなところにいました。
最終的に3回生後期でそれなりに成績を稼げばよかったものの、結論としてなぜか現段階で79単位しか保持しておらず、結果として留年という運びになってしまったのです。

分析

今になって考えて見ると、以下のような要因が考えられます。

そもそも大学学部に入るほどの学力がなかった?

そもそも、私は高校時代の数学の定期試験で赤点を取らなかったことが珍しかったような男です。
あれやこれやの正攻法でなんとか大学に入ってきましたが、少なくとも黄チャートレベルの数ⅢCが出来ない人間が工学部に在籍することが無理だったという説があります。
現に、大学で学ぶような離散数学的な科目は、たいてい落とさずに済んでいます。

大学が遠すぎ

私の家からまともに電車通学をすると、本学まで乗り換え4回、約二時間かかります。
おまけに、大学最寄りから大学までのバスが遊園地のアトラクションかと思うくらい混んでいることが珍しくなく、午前中はさらに時間を見積もる必要があります。
またせいぜい乗り換えが2回くらいなら連絡を考える必要もなく楽なのですが、京阪沿線から京都駅まで出る連絡が総じてクソなどの阻害要因があり、
普通の人ですと、「自宅生のほうが留年しにくい」と言うそうですが、さすがにここまでくるとなかなか通いにくいものがあります……
早く見切りをつけて下宿すべきだったのでしょうが、

サークルのやりすぎ

大学では某写真系サークルに入っており、そこそこの役職まで務めさせていただきました。
その反面、やはりいろいろと多少の授業を犠牲にして事務をやっていたりなどという面があったのは否めません。
自分の事務効率が良いとは全く思えないので、スペック不足を本来勉学に充てるべき時間でなんとかしていたのです。
最近本学某研の方だと思われる方が書かれた「学友会の強い大学で公認や課外本部やらでまじめに働くと死ぬぞ!(要約)」という文章がRTで上がってましたが、実例をここに作ってしまいました。
(もっとも、その発言に関しては「学友会と課外本部のおかげで我々も予算と施設を潤沢に割り当てられる権利を得ている」と思っておりますし、「それで適当に働かれると残った人間がさらに死ぬ」の実例を見てしまっているので、この文章に関しては非常に否定的な態度を取りたいですが……)
もっとも、サークルのやりすぎに関してはあまり反省していません。
高校時代もさんざん部活で遊びまわってましたので、どうしても課外で暴れないと気が済まない気質になってる気がします。
逆にサークルを適当にやって、その代わりフル単でGPA平均3の学科で3.2位を取っているよりかは、よっぽど有意義な大学生活だったとは思っています。(いまのところ)

働きすぎ

これは本当に反省しています。
某ローカルコンビニで働いていたのですが、一時期、人手不足やらそもそも1シフトが6時間もあるやらで週26時間近く働いておりました。
恐らく、講義&自習時間以上に働いてたかと思います。
それだけ働いていて実験の単位はすべて死守できたなあと我ながら感心しています。そのほかを落としているので何にもなってませんけど。
また、準夜勤に近いシフトでしたので、生活が完全に夜型になり、朝起きるのが遅くなり、結果として1時限目や2時限目に遅刻or自主休講…… ということが頻発していました。

他にも「翌日に予定があるのに深酒する」「単位に直接かかわらない提出物がルーズになっている」などがあげられるでしょうか。

留年しないためにはどうすればよかったのか

考えられるものとしては、次の事があげられるでしょうか。

  • たとえAO・推薦でも理数系の基礎は固める

工学部・理学部進学者に限りますが、これは絶対に言えることです。具体的に言うと、黄チャートは解けるものとして講義を進められることが多いです。
私は機電系ですので、特に微積分で困ることが多かったです。部分積分・置換積分とかパッとできませんでしたし。
もちろん高校時代に使っていた参考書なども使えますし、引っ張り出してくるのが面倒であればKIT数学ナビゲーションなどを使ってみてください。
軽くその分野でどのような数学・物理が必要なのかを学び、しっかり数Ⅲレベルまで進められるようになることを強く勧めます。
(意外と自分の専門の物理は基礎からやり直してくれます。が、周りの友達は「それくらい常識」と思いながら聞いているので、課題などを解くときの負担に差を感じることもあります)

ちなみに、文社系で学力差を感じるのは英語くらいのもので、そこまで響くものではないようです。
(極端に国語能力が低い場合は苦労するようですが……)

  • 朝型の生活にする

特に低回生で語学のあるうちに言えることですが、午前中から授業がある以上、朝型の生活のほうが圧倒的に楽です。
特に、自宅生は通学する必要がありますから、絶対にそのほうが有利です。
上回生でも研究室によってはコアタイムが朝からある場合もあるそうなので、損することはないでしょう。

  • バイトは多くても週20時間程度

サークルに入らない、本当にどうしてもお金が足りない、実家と大学が近く通学にほとんど時間がかからないのような理由がない限り、週20時間程度に収めましょう。
注意すべきなのは「週n回」で少ないからと油断でしていても、意外と働いてる時間が多く時間に制約が生まれてたりすることがあります。

  • サークルの事務の効率化・分担化を図りましょう

これはサークルで偉くなった時の場合ですが、全事務を自分が行うことは困難です。
私も分担化を勧めている気ではいたのですが、結局イレギュラーな事態やら遅滞していた場合は手を出していたことが多い気がします。
ちょっとしたこと程度で授業を休んでまでやることではないですから、事務分権をうまく行い、インターネットを用いてコミュニケーションコストを低くするなどをもっと最初に勧めておいたほうが楽だったのかなあとか思います。

他にもいろいろ書きたいのですが、サッと言える範囲だとこれくらいでしょうか。
みなさんもこれを参考にして留年を最初から回避していただけると幸いです。

さいごに

私自身、実は今回の留年に対してそこまでネガティヴには思っておりません。
はっきり言って人生で「6・3・3・4」のどこかでつまづくなとはずっと思っていましたし、「やっぱり来たか」という印象が非常に強いです。
この増えてしまった一年間をどううまく過ごすかが結構肝になってきていると思うので、この一年、死なない程度に頑張っていきたいと思います。

それでは。